製品情報

止血材(剤)

SURGICEL

特長

(再生)酸化セルロース・可吸収性止血剤 薬価基準収載

1959年に誕生して以来、各種外科手術における様々なニーズに応えてきた止血剤サージセル®は、世界中の手術現場で使用されています。
植物由来
サージセル®は、木材パルプから得られたセルロース繊維を酸化処理した植物性の止血剤です。化学的・構造的に均一で適用部位に良くなじみます。
木材パルプ 分離 セルロース 再生 ビスコース、レーヨン 紡績 レーヨン織物 酸化 再生酸化セルロース
吸収性
使用量、血液の浸潤量、適用部位等により異なりますが、多くの場合、サージセル®は体内に吸収されます。
※止血の達成後、余剰分は可能な限り取り除いて下さい。
作用機序

サージセル*が出血部位に適用されると、血液と接触することにより血液中の赤血球が内にあるヘモグロビンと親和性を持つため、それと塩を形成し、黒色または褐色のゼラチン状の凝血塊(coagulum)ができる。

血管が破損し、血小板もすでに管壁上のコラーゲンと接触しているため、通常の血液凝固反応も並行して起こる。

膨潤しゼラチン状の塊となったサージセル®を基質として、凝血物(止血栓)の形成を促進し、安定した止血栓となる。

禁忌(次の場合には使用しないこと)

  • 1.骨孔の周り、骨の境界、脊髄周辺、視神経や視束交叉の周囲への留置(添付文書の「用法及び用量に関連する使用上の注意」の項を参照)
  • 2.骨折面又は椎弓切除術創への留置(添付文書の「用法及び用量に関連する使用上の注意」の項を参照)
  • 3.大動脈の出血部(十分な止血効果を得られないため)(添付文書の「重要な基本的注意」の項を参照)
  • 4.非出血性の多量の漿液浸出部(十分な止血効果を得られないため)

製品ラインアップ

サージセルニューニット®
繊維を高密度・厚手に織り上げました。よれにくく、スムーズな操作を提供します。
サージセル®綿型
幅広い用途に適応可能な綿を層状に重ねたタイプです。止血部位に合わせて自由に形状・厚みを調整できます。また、小繊維片、レイヤー、ロール、綿球などに調整可能なため、狭い隙間や凹凸面にもフィットします。
サージセル®ガーゼ型
最も歴史の長いスタンダードタイプです。繊維を粗く編んでおり柔軟かつ薄手なため、微細部にも細かく切って使用可能です。
製品カタログ
製品総合カタログ
  • 処方せん医薬品 サージセル・アブソーバブル・ヘモスタット 医薬品承認番号:14700AMY00205000