「電動ファイヤリング」により、ファイヤ中のStabilityを実現しました。
ファイヤ中の先端のブレを抑えることで、組織にかかるテンションや負荷を軽減します。
先端のブレが発生するファイヤリングのみを電動とし、組織の圧縮やアンビル開閉操作には敢えて手動をのこし、「マニュアルクローズ」による愛護的かつ繊細な組織のマネジメントを実現しました。
また、本体上部のグリーンチェックマークが点灯することで、ファイヤの完了をお知らせします。

薄く柔らかい組織から厚く固い組織まで、様々な組織に合わせた適切な吻合を実現するために重要なのは適切な圧縮の実現と、圧縮した組織の厚さに適した高さのステイプル形成であるといえます。

Powered Circularにおいても従来のILSと同様に、ギャップセッティングスケールを確認しながら、アジャスティングノブの締め込みを行うことで、アンビルと本体との間隔を調整し、吻合部の組織の厚みに応じた適切な圧縮とステイプル高の調整を同時に行うことが可能な「ギャップセッティング機構」が搭載されています。
さらに耐圧と止血力の向上、より安全でスムーズな抜去をサポートする柔軟な吻合部形成を目指し、従来と同様に2列のステイプル配列を搭載しながら、「3D型ステイプル形状」を採用しました。ステイプル1針あたりのカバーする組織面積が向上し、従来品と比較して32%耐圧が向上したことで、より安定な吻合操作の確立と強くしなやかな吻合部形成を追求しました。